塩ソフト、塩やきらーめん、T's Cafeと、伯方島ではグルメをメインに過ごしました。
これらのエネルギーを吸収して、しまなみ第6の島である大島へと渡ろうと思います。
伯方島と大島の間は、幅がわずか300メートルという船折瀬戸という海峡となっています。
その狭さ故、潮流があまりに激しく、昔は船が折れるほどだったという事から船折瀬戸という名前がついているのだそうです。
そこを現代の大きな船が力強く進んで行くのが見えました。
満潮と干潮で、潮の流れが逆になるという不思議な海峡なのだそうで、その流れの激しさ故か、ゴウゴウと音が聴こえます。
うーむ、自然の力というのは計り知れないものです。
その船折瀬戸を脇に眺めながら、大島へと渡る橋へと坂を登ります。
しつこいほどの繰り返しになりますが・・・
橋を渡るには橋の高さまで登らなくてはいけません。
今度の橋は伯方・大島大橋という名前。
高さは伯方島側で26メートル。大島側が32メートルという事で、少しずつ登る様な形状ということか。
そして長さは1196メートル。
おお・・・割とあるぞ?!
多々良大橋、因島大橋に次ぐ長さじゃないか・・・
もっと軽く見てたよ・・・
ううむ!!デカイし高い!!!(*_*)
T's Cafeから一気に登るので、またも体力を削ります。
いや、けっこう休憩したせいか体力はまだ残っていますが・・・
足がヤバイ。
少し変な態勢になろうものなら攣ってしまいそうな嫌な感覚があります。
そしてペダルが踏み込めません。
もう登り坂で踏み込めるほどの力が足に残ってない様です。
やはり自転車を押しながら歩いていく展開となりました。
ここまで来ると、普段自転車に乗らない僕には相当厳しいダメージが蓄積されている様です。
しまなみ海道・・・キビシイな。
なのに全然リタイヤする気にはなれない。
だって次々と何かが起き、そして新しい景色が見えてくるのだから。
伯方・大島大橋にまで登り切るとさすがに息切れが激しい・・・
しかも先ほど書いた通り、大島へ向かって橋は少しずつ登っているため快適に進める橋ではない。
正直、この橋は記憶も曖昧です。
ここまで登って来るの坂道が相当辛かったのは覚えてるのですが、この橋からの景色はよく覚えてません。
ただ車が渋滞しているなあ・・・としか。
いや、一つ写真を見て思い出した事があります。
それは右から強烈な風が吹いていた事。
昨日の台風の吹き返しが激しくなってきています。
そしてそれは南側からの風。
僕の目指す四国の今治市へは南下していかなければなりません。
いずれ必ずこの強烈な風が向かい風として立ち塞がるのは想像出来ます。
もしかしたら、この日が”最も過酷な一日”と感じたのは、55キロという距離もそうですが、暑さや坂道もそうですが、この強風という要素も強かったのだと思い返せます。
息も絶え絶えに、やっとの思いで大島へ上陸。
残り23キロ!!!
けっこう減った様な!!?まだまだな様な?!
旅はしまなみ最後の島、大島へと続きます。