4105メートルという長大な来島海峡大橋。
3分の1ほどまで進んだわけですが、道のりはまだまだ長い。

この大橋は、第1・第2・第3と、三つの大橋で構成されている様です。
そのうちの第1を渡ったに過ぎないのだけど、向かい風と若干の登りのせいで、ゆっくりとしか進めません。
これは・・今までの大橋より遥かにキツイ。それでいて楽しい。
360度絶景の道のりを、暑さと風に耐えながら進みます。

右を見れば壮大な瀬戸内海。
どこまでも続く海と、遥か彼方に見える島々。
いや、四国なのか??
ここまで来るともうよくわかりません。
前方はというと・・・

島の影から超巨大なタンカーが、ぬっと姿を現します。
複雑な海流の中を力強く進んで行く姿は圧巻。
左を見れば・・・

遥か遠くに大きな街が見えています。
この旅でこれほどの街は見た事がありません。
あれが今治市街地に違いない。
17時までに辿り付けるのかなあ・・・。
現在16:00だけれど・・・
なんとか・・・なる??
しかし来島海峡大橋はまだまだ続く様です。

まだか・・・。
まだ渡り切れないのか。来島海峡大橋。
早く四国に辿りつきたい。
でも心の何処かでそれとは相反する気持ちが存在するんです。
いつまでも続いてほしい。
この橋が・・・
この旅が・・・
いつまでもいつまでも続いてくれたら良いのに。

きっと他のサイクリストさん達にもそんな気持ちがあったりするのではないかな。
僕は、普段の生活では自転車なんてほとんど乗らない素人。
この旅が終われば、再び自転車に乗らない日々が待っています。
もう体力も足もお尻も限界です。
なのに、すでにこの旅が最高なものになっているという感覚があります。

この旅は厳しい事ばかりでした。
治せないパンクが二度も続いたり、台風の猛威にさらされたり、台風一過の強風と強烈な日差しを浴びたり。
だけれどこうして終盤戦になってみると、その辛さより心に刻み込まれているのは、優しい人々との触れ合いや、美味しい料理、壮大な景色だったりするんです。
その旅も・・・
いよいよ終わりを迎えます。
必死に漕いできた来島海峡大橋。
第2も渡り切り、ついに第3も佳境です。
次の柱は、海中から伸びているのではなく・・・
四国本土の土から伸びています。
つまり、次の柱を抜ければ四国上陸です!
あそこだ・・・!!
柱が見えてきて、感傷っぽい気持ちもどこかに消え去り、速度を上げます。
ゴールだ!
ついに・・・ゴールだ!!!
最後の柱を越える瞬間は、腕を振り上げました!!!!

四国・・・・上陸!!!!!
やったぞ!!!(*^^)v
とうとう、瀬戸内海を自転車で渡りきりました!!

残り40分で今治市街地のレンタサイクルステーションへ向かって自転車を返却。
・・・という予定だったのですが、ここで旅は全く想定外の展開へと進みます。
最後の最後で、またも瀬戸内の人々の優しさに触れる事になるのです。